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遅い運動の秋
「運動ねえ。」
「どうせ何もしてないんでしょ。っていうか毎日ダラダラしてる所しか見てないし。」
「そーですねー。」
「という訳で、軽く運動しようっ♪」
「新しいジャージ？っぽい服買ったもんだから、ノリノリだな。」
「準備万端っ、だよっ♪」
「んー、準備はまだ足りてないな。二つ結びにしよう。」
「確かに、運動するなら結んだ方がいいかな。」
「いや、部活少女っぽさが足りてなかった。」
「部活・・・少女？またマスターの変な趣味カテゴリー？」
「変なって言うな。一部で需要は結構高いと思うぞ？」
「一部ね、一部。もういいでしょ。そろそろ始めよう。」
「んー、ネコ耳も付けてみよう。」
「ねえ、コスプレ大会じゃないのよ？運動の秋が遠のいてるよ。」
「分かった分かった。で？何するの？」
「まずは柔軟です。」
「足を開いてグ～～～っと前に・・・ にぃ！」
「にぃ？」
「・・・・」
「どしたの？」
「腰・・・腰が・・。」
「やっちゃった？」
「やっちゃった・・・。」
「痛くて動けない？」
「うう・・、動けない。マスター元に戻して。」
「そうか・・。」
「マスター？」
「じゃあ、ちょっとチャック下ろしてみよう。」
「ギャーー！何するの！？変態バカマスター！！」
「そーゆー事言うともっとチャックが下りていくぞ？」
「バカじゃないバカじゃないから元に戻して・・。」
「刺激的な角度って探し出すとなかなか止まらないな。もうちょっと前に倒れてみる？」
「いたたたたたたたたた！いーたーいーーー！」
「うん。そこそこ撮れたかな。時間もギリギリだし、このへんにしとこう。チィちゃん大丈夫？」
「・・・・」
「怒ってる？」
「・・・・・・・・・。」
明日、なんかご機嫌取りでもしようかな・・・。
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