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お詫びメイク
「それより昨日サボった事には何もないの？」
「望んで休んだ訳じゃない。」
「まあ、確かにボロ雑巾みたいだったからね・・・。」
「さ、気を取り直してメイクしようか。」
「落としたのって目の周りだけだよね？」
「そうだけど、ちょっと鼻もやってみよう。」
「鼻？」
「鼻筋を明るくするのはたまにやってたけど、鼻の横ってあんまりやってなかったから。」
「鼻の横？？」
「案ずるよりもなんちゃらだ。やってみよう。」
「どう？」
「メリハリが付いたと言うか、顔立ちがハッキリしたと言うか。」
「まるで私の顔がのっぺりしてるような言い方だね・・・。」
「メイク術って話だよ。悪く取らないで。」
「むう。」
「これは幅とか長さ、そもそもの位置をしっかり勉強すればもっと良くなりそうな気がする。」
「そもそもって、冒険メイクにもほどがあるよ。」
「メイクは改造と違って簡単に戻せるから・・って、話終わってないのにメイクしてるし。」
「マスターの話って、たまに無駄に長いんだもん。ねえポテト。」
「ワウウ」
「二人して酷いな。」
鼻の横メイクはそこそこ成功かと思うけど、目の周りはいつも濃い目の色なので、そろそろ新しいメイク用品を買ってこようかと思っています。
キリっとする感じは好きだけど、そればっかりというのも勿体無い気がしてきた。
