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節分の鬼
「豆？何の？」
「節分のだよ。鬼は外～って撒くんでしょ。」
「今日節分か。すっかり頭から抜けてたわ。」
「ええー、折角のイベントなのに・・・。」
「最近忙しくて、ごめんな。違う豆ならあるけど。」
「サラダって書いてあるけど。」
「渡しておいてなんだけど、こんなの撒かれたら正直たまらん。」
「ポテト、ごはんだよ。」
「ワウゥ・・・」
「あ、俺も食べる。地味に美味しいし。」
「じゃあ私も食べる。」
「・・・なんだこれ。」
「でも、確かにせっかくのイベント系だし、ちょっと変わった事したいよな。」
「みんなでお豆さん食べるだけじゃねえ。」
「ワウ」
「じゃあメイクと角で、チィちゃんにちょっとだけ鬼になってもらおう。」
「ポテトと一緒に鬼っ！」
「ワウッ！」
「目の周りのメイク濃くしても、写真だとイマイチ伝わりにくいな。」
「でも角のお陰でちょっとだけ鬼っぽくなれた気がするよっ。」
「急遽で時間の無い中にしては、まあまあ頑張れた方かな。」
「んー、事前にもっと・・・って気がしないでもないけど、鬼と豆が出てきたから今年は合格ギリギリにしてあげます。」
「ありがとう。」
「あ、昨日の包丁持ったらもっと雰囲気でるかな？」
「あれは単純に怖いからやめてくれ。第一、鬼の武器は金棒だ。」
「武器、武器。私も何か武器欲しいかも。」
「巨乳はそこそこ武器になってると思うけどな。」
「もう！なんでそうなるのよ！やっぱり包丁持ってく「ごめんなさい。」
