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〇〇っぽい雰囲気
「大人っぽい洋服でいいの？」
「数が少ないから難しいかもしれないけど、良さそうなの探してみて。」
「そうだなあ・・・これなんかどう？」
「お、結構いい感じかも。」
「それで耳出ししてみて。」
「耳出すの好きだねえ。」
「単純に可愛くない？」
「この季節は寒いんだけどね。」
「うん。スッキリもするし、いいじゃない。」
「また聞いてない。」
「・・・ちょっと眼鏡掛けてみて。」
「何か思い付いたの？」
「ちょっとね。」
「こーゆー時のマスターは大抵ロクな事考えてないけど、眼鏡ならいいかな。」
「いい。そしてアレだ。アレっぽい。」
「アレってなによ。」
「ちょっと待ってて、サクっとプリントして、接着剤塗って・・・よし、出来た。」
「教科書？」
「うん。今のチィちゃん、音楽の先生っぽい。ピアノとか上手そう。」
「後は、マカロン食べて紅茶でも飲んでそうな雰囲気。」
「色々想像するのね。」
「外見だけじゃなく、中身って大事だろ。」
「でも私ピアノ弾けないよ？」
「・・・ピアノ超上手いって事にしない？」
「嘘はダメです。」
