「チィちゃん診察券出して。」
「病院やだな・・・。」
「俺も今回はちょっと怖いけど、なんとか上手くいくように・・」
「いくように・・?」
「祈ろう。」
「不安だよう・・。」
「術後変化の確認をしたいから、ちょっと写真撮るね。」
「目だっけ?」
「そう。目の潤いみたいなのを表現出来たらなと思って。」
「よし、次はいつもよく撮る距離で。」
「ねえマスター、病院終わったら頑張ったご褒美欲しい。」
「何がいい?」
「んー、何でもいい。怖いの吹き飛ばしたい。」
「頑張ったご褒美な。何か考えとくよ。」
「ありがとう。じゃあマスター、お願いします。」
目の水分表現になるのかどうか、ちゃんと表現出来るのか、色々と押し寄せる不安を拭い去るように勢いのみで押し通した。
ドールアイ単体でも前後比較の為に一枚。
いつ付けたのか分からない傷がいくつかあったのが少しショックだった。
品番等が記載されていなかったので全く同じ物が手に入るかどうか分からないけど、予備を確保しておけたらな・・。
改造自体はシンプルに、アクリルスプレー1本。
埃が入らないように少しだけ隙間を作って蓋。
重ね塗りは3回。
改造といいつつ、やってる事は失敗出来ない実験なので、やり過ぎておかしくなる前に、ほんの少しでも効果が出てくれればいい範囲で終了。
左がスプレー前、右が後。
写真を撮った時間帯の違いで明るさの違いが出てる気もするけど、なんとなく、スプレー後の方が光沢感が出たように思う。
後は元に戻した時にどうなるか。
「チィちゃん頑張ったね。終わったよ。」
「な・・・ 何も見えない!真っ暗だよ!!失敗しちゃったの!?」
「いや、そーゆーボケはいい。包帯してるから。」
「あ、私包帯してるのね。ボケじゃないよ・・。マスターの芸が一々細かいんだよ・・・。」
「どう・・?うまくいったのかな?」
「んん・・・ ・・・・、同じように写真撮って見比べてみよう。」
「どう?」
「・・・・・・・。」
「ねえ、何か言ってよ。」
「か、変わった・・、・・・様な気がする。気分的に!」
「気分的にって・・・ダメだったって事?」
「チィちゃん!頑張ったご褒美あるよ!」
「せっかく頑張っても意味がないんじゃ・・」
「ほら、ケーキ買ってきた。」
「おおおお~。てっきりいつもみたいにポッキーかと思ってた!すごいすごいっ♪」
「頑張った甲斐は?」
「あった!!」
「なんとか機嫌直ってくれて良かった。あ、チィちゃん、お行儀悪いこと・・・ してたわ。」
「ん?」
私も残しておきたい英華の表情や成長過程があるのですがたいした機材があるわけでもなく画像ではなかなか上手く伝わりずらい事が多いです(>_<)
実物はより可愛くなってるんですね。
きっと角度や光の加減で『おぉっ!』と感じる瞬間があるとおもいますよ(*^-^*)
英華『ケーキ美味しそう♪クリームはそこに付いた所が一番美味しいよね♪』