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ちょっとだけメイド服
「どこが？って聞くのもバカらしくなるデザインだね・・・。」
「正直、ネコ耳カチューシャのデザインがあんまり好きじゃないから、別で新しいの買っちゃった。」
「私としては、そこはどうでもいいんだけどね。」
「で、さらにここからいつものを重ね置き。」
「なんだか豪華っぽくはなったね。」
「ってさっきから何隠してるの？」
「だって・・。なんでよりによってこんな形の・・。」
「せっかく買ったのに、台無しじゃん。」
「うう・・、わかったよう。」
「よし。でだ、ここからちょっと色々付け加えてみようかと。」
「付け加える？」
「例えば、首元とか。」
「うん。これだけでもちょっとしっかりしたような気がする。」
「胸元隠すようなのはないの？ないよね。マスターだもんね。」
「俺だからね。無いよ。リボンはあるけど。」
「これは、なしかな？」
「んー、盛りたい気持ちは分かるけどね。」
「チィちゃん気をつけ！」
「はいっ！」
「やっぱりスカート部分が寂しいんだよね。装飾系が全然ないから。」
「上は盛り盛りなんだけどね。」
「という訳でここからだ。」
「ん？またここからなの？」
「裁縫アレンジに挑戦しようと思う。」
「おおっ。新しいステージだねっ。」
「来年。」
「あら？今日明日でもなく、もう来年の目標なんだ。」
「まあそう言うなって、新しい事に挑戦しようってんだから。」
「そう・・だね。うん。準備期間って事にしよう。でも、どうせなら普通の服でアレンジに挑戦しても良かったんじゃないのかな？」
「こーゆーコスプレの方が変にやる気が出るもんだ。」
「やっぱり、やらしさだけで買ってきたのね。」
「俺だからな。」
「マスターだもんね。 はぁ～・・・。」
