「ただいまー。」
「おかえりなさいマスター。ねえねえ、昨日言ってたお買い物してきてくれた?」
「細々としたものだけどね、買ってきたよ。早速だけど、化粧ポーチ持って来て。」
「はーい。」
「なんだか色々揃ってきたねっ。」
「今日買ってきたのは、ビューラーと、コーム、小分けの綿棒、新しい口紅2種類、あとブラシか。」
「ありがとうね、マスター。ちゃんと使いこなせるようにならないとだねっ。」
「まあ、焦らずにゆっくりでいいからね。」
「うん。じゃあ、ちょっとメイクターイムだよっ。」
「マスターの好きなたれ目メイクと、リップ、眉毛は根元だけ書いてみた。」
「なんかキリっとしたかな。」
「頬っぺたにオレンジ入れてみたけど、弱すぎたみたい。というかマスター、ビフォーアフターみたいにメイク前も撮ってくれないと変化は分かんないよ。」
「確かに。次は気をつけるわ。」
「ほらほらマスター、私の化粧ポーチ。」
「女の子って感じがしていいな。」
「グッとくる?」
「まあ、な。」
「やっぱり・・・。」
「何が??」
「マスターにしたら、エッチ画像みたいなものなんでしょ?女の子の持ち物フェチ?」
「だから、そーゆーんじゃないって・・と思ったけど、ちょっとだけ、アリかもな・・。」
「うわあ、本物のへん●いだ。」
「へ●たいはやめて、フェチにして。」
「へんた●なフェチ。ヘェチ?」
「嫌な造語作んないの。」
色々と揃えてみてはいるけど、ビューラーはうまい事角度が合わず、カットマネキンには使えなかった。
他の種類のものではどうなるかわからないけど。
とりあえずというか、女子アイテムとして持っててもらうだけでも女の子っぽさは演出出来るかな。
「マスター、次お買い物してきてくれる時にさ、マスカラお願いしてもいいかな?」
「あ、忘れてた。そもそもどんなアイテムがあるのかって所からなんだよな・・。聞かないと分かんないわ。」
「じゃあねえ、アイブロウとコンシーラーとブレストパウダーとリップライナーとハイライターとシートタイプの化粧落としと「ごめん、聞いても分かんないわ。」