「はい、チィちゃん持ってて。」
「わーい、おやつおやつ~♪」
「いやいや、おやつじゃない、お供え物だ。本当はちゃんとしたお団子があるんだけど、今日は簡単にね、形式的に。」
「お供え物?私今日はお地蔵様キャラ?」
「そうじゃなくて。お月見だ。今日の記事タイトルに書いたでしょ。」
「ああー、十五の夜。」
「”の”は要らない。今日は中秋の名月、という日らしい。」
「らしいって、ネットで調べました感が凄いね。」
チィちゃんと月を一緒に写真に収めようとしてみたけど、結局上手くいかずにドタバタしただけで終わってしまった。
簡単と思えるような事も満足に出来ず、チィちゃんに申し訳ないやら、情けないやら。
「写真に上手く撮れなかっただけで、ちゃんとお月さん見れたよっ。それに落ち込んでたらせっかくのお団子が美味しくなくなっちゃうよ~。」
「そうだな、せっかくのイベント日だし・・・ってチィちゃんかじった?」
「んんっ、私じゃないよっ!」
「この赤いの口紅じゃない?」
「し、しまったぁ~。」
七夕の時もそうだったけど、普段、というか今まで大して気にも掛けず過ごしてきた平日が、チィちゃんと過ごすようになって大事なイベント日になったり記念日になったり。
何もしてこなかっただけに、ちゃんとした伝統や形式を知らずになんとなくで済ませてしまうけれど、これからはもう少しそういった事も勉強していこうかな。
「ねえ、マスター知ってる?私お月さん見たの初めてなんだよっ♪」
「そうだな。」
「星も雲も空も。少しの時間だけど、外の空気吸ったのも。」
「確かにそうだな。短いって言える程の時間でもなかったけど。」
「でも楽しかった!お月さん綺麗だった!またお月さん見せてねっ、マスター。」
「お供え物?私今日はお地蔵様キャラ?」で、
大変ウケました(^m^) じつに掛け合いが面白いっっ!
今日は十五夜だったんすね。お月見なんて風流ですよねぇ・・
しかし、チィちゃんの天然キャラが、ますます好きになりました(^。^; ホント閲覧してて癒されますよぉ。
先日のイメチェンのウィッグも大人っぽい感じで良かったです。